早状はやじょう)” の例文
といって、重喜は、今手にとった早状はやじょうを一読すると、それを三位卿に渡し、自身は近習きんじゅうの者と一緒に、望楼を下りていった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこへ、船手組取次ふなてぐみとりつぎ早状はやじょうが一通、近習きんじゅうの手をへてかれの前へ届けられた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)