日長けなが)” の例文
山部赤人の歌に、「印南野いなみぬ浅茅あさぢおしなべさ宿る夜の日長けながくあれば家し偲ばゆ」(巻六・九四〇)というのがあるが、此歌と関係あるとすると、黒人の此一首も軽々に看過出来ないこととなる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)