“日〆帳”の読み方と例文
読み方割合
ひじめちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには日〆帳ひじめちょうを閉じ、小高い台のところへ来て、その上に手をつき、叔父おじ(吉左衛門のこと)の病気を案じ顔な栄吉を見いだす。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その時、栄吉は助郷すけごうの人馬数を書き上げた日〆帳ひじめちょうなぞをそこへ取り出して来た。吉左衛門も隠居の身で、駅路のことに口を出そうでもない。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)