“族王(エミア)” の例文
ドイツ文の原文に添(そ)えて、族王(エミア)が読めるようにというのでアフガニスタン語の翻訳を携(たずさ)えて行く。問題はこの訳文だった。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
あんまりひどいんで、ちょっといま、族王(エミア)様にお眼どおり願って御注意申し上げておきました。族王(エミア)さまはたいそう怒っていらっしゃる。どうもドイツ人は怪(け)しからん。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ドイツ政府は、アフガニスタンの族王(エミア)に秘密条約を申し込んでいた。幾折衝(せっしょう)を重ねたあげく、ようやく仮条約締結の段まで漕(こ)ぎつける。外務首脳部のほかだれも知らない密約である。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)