“旅舎生活”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やどやずまい50.0%
やどやぐらし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅舎生活やどやずまいする森彦は着物の始末をお俊の家へ頼んだ。お俊は長いはかまひもを結び直して、二人の叔父に別れて行った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
郷里くにを出て長いこと旅舎生活やどやずまいをする森彦の身には、こうして娘と一緒に成るのがめずらしくも有った。そばへ呼んで、病院の方のうわさなどをする娘の話振を聞いてみた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「これで何だぞい、俺は旅舎生活やどやぐらしを始めてから、唯の二度しか引手茶屋へも遊びに行ったことが無い。それも交際つきあいむを得ない時ばかり。一度はMさんの出て来た時、一度は——」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)