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新粉
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しんこ
ふりがな文庫
“
新粉
(
しんこ
)” の例文
見たが可い、こう、
己
(
おれ
)
が腕がちょいと触ると、学校や、道学者が、
新粉
(
しんこ
)
細工で
拵
(
こしら
)
えた、貞女も賢母も良妻も、ばたばたと将棊倒しだ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
氣のきいたお玉が
新粉
(
しんこ
)
に
塗
(
まみ
)
れた廿日鼠のやうに、チヨロチヨロと奧へ入りました。が、
肝腎
(
かんじん
)
のお葉はなか/\出てくる樣子はありません。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
新粉
(
しんこ
)
を小さく切って扇形に串へさし、焼いて蜜をつけたアヤメ団子、大きな傘を立てて朱塗りの箱を並べたぶどうもちの店
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
そうした家では、どこでも
毬餅
(
まりもち
)
とか、
新粉
(
しんこ
)
の餅に
餡
(
あん
)
を包んで、赤や青の色を附けたのを
糯米
(
もちごめ
)
にまぶして蒸したもので、その形から名附けたのでしょう。それに混って
雀焼屋
(
すずめやきや
)
があります。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
「だって、商売が、
新粉
(
しんこ
)
細工じゃねえか」
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
▼ もっと見る
おびき出して殺したのも細工過ぎるよ。その上お夏が机の上に置いた鍵から、
新粉
(
しんこ
)
で型を取つて合鍵を拵へ、土藏に忍び込んで主人までも殺してしまつた
銭形平次捕物控:247 女御用聞き
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“新粉(
上新粉
)”の解説
上新粉(上糝粉、じょうしんこ)は、うるち米を加工した粉である。
元々の表記は「上糝粉」だが、後に現在の名前に変更された。
(出典:Wikipedia)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
“新粉”で始まる語句
新粉細工