斯邦このくに)” の例文
不思議に斯邦このくにではあちらからの消息が絶えず、それも現世の果報に結びついて、墓とも寺とも縁のない一種の東方仏教が、国の隅々すみずみには成長している。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
つまりは斯邦このくにの有りと有る家々に、いつまつり申す神々の総称というべきものだった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)