文状ふじょう)” の例文
「はい。……おそれ多いことにござりますが、この文状ふじょうばかりは、じかに、お渡しせいと、申しつかって参りましたので」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文状ふじょうは、どこへ置いてじゃ」東園とうえんの広い梅林に向っている一室へ出てきて、月輪殿は、眼をしばたたいた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)