数〻しば/\)” の例文
旧字:數〻
未だ根本的解釈を得るに及ばずして、数〻しば/\被害民の激動を起こし、社会をして常に其悲哀に泣かしむるが如きは、余の窃かに政府の為めに採らざる所なり。
鉱毒飛沫 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
巧偸豪奪といふ語は、宋の頃から既に数〻しば/\見える語で、骨董好きの人〻には豪奪といふことも自然と起らざるを得ぬことである。マアそれも恕すべきこととすれば恕すべきことである。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)