敦睦とんぼく)” の例文
九族を敦睦とんぼくし、親しきを親しむの恩をさかんにすることを知り、諸子たるものは、王室を夾翼きょうよくし、君臣の義を尽すことを知らん、と評論したりとなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
一、世に誉れ高くまします父君の治世久しく多福を膺受ようじゅし給いしを眷顧けんこせる神徳によりて、殿下もまた多福を受け、大日本に永世かぎり無き天幸を得て、静謐せいひつ敦睦とんぼくならん事を祈る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)