攪破かうは)” の例文
一鴉鳴き過ぎて、何心ぞ、我を攪破かうはする。たちまち悟る人間十年の事、べて非なるを。指を屈すれば友輩幾個白骨に化し、壮歳久しく停まらざらんとす。く者は逐ふ可からず。来る者は未だ頼み難し。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)