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攅
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さ
ふりがな文庫
“
攅
(
さ
)” の例文
後に負へる松杉の緑は
麗
(
うららか
)
に
霽
(
は
)
れたる空を
攅
(
さ
)
してその
頂
(
いただき
)
に
方
(
あた
)
りて
懶
(
ものう
)
げに
懸
(
かか
)
れる雲は
眠
(
ねむ
)
るに似たり。
習
(
そよ
)
との風もあらぬに花は
頻
(
しきり
)
に散りぬ。散る時に
軽
(
かろ
)
く舞ふを
鶯
(
うぐひす
)
は争ひて歌へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
攅
漢検1級
部首:⼿
18画