“擦痕”の読み方と例文
読み方割合
さっこん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山崎理学士は信州白馬岳の葱平ねぶかっぴら(海抜約二千九百米突)近傍において、擦痕さっこんある岩壁を見られ、それを氷河の遺跡と判断せられて、表面が丸く滑っこく、その上に擦痕があるのを特徴に挙げた。
高山の雪 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
閃光の擦痕さっこんに汗をためてツルハシの手をやすめる労働者はゆめみる
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)