擅場せんじょう)” の例文
しかしいずれの方面に筆をとられたものとしても、これこそ作者独得の擅場せんじょう、充分蘊蓄うんちく披瀝ひれきされることを望ましく思う。
「雨だれ伝ふやれ簾」は所詮蜂の巣の斬新なるにかぬ。ただ去年のままの破簾に雨垂あまだれしずくが伝う趣は、やはり俳人の擅場せんじょうともいうべき天地である。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)