搖曳えうえい)” の例文
新字:揺曳
昨日は水の面をはつて一望をたゞ有耶無耶うやむやの中に埋めた霧が、今朝はあとも無く晴れて、大湖をめぐる遠い山々の胸や腰のあたりに白雲が搖曳えうえいしてゐるばかりで
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)