“揖保”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぼ80.0%
いいぼ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風土記には揖保いぼ郡の処に記載されてあるが印南の方にも同様の伝説があったものらしい。「会ひし時」は「相戦った時」、「相争った時」という意味である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
この日ごろから、すぐそこらの揖保いぼ飾磨しかまの山々も、白い雲か霧かの中に、漠々ばくばくと、見えなくなった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まもなく、東南は播磨灘はりまなだから水島灘のあおを遠くのぞみ、北は佐用さよ揖保いいぼの山波を仰いでいた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)