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推古仏
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すいこぶつ
ふりがな文庫
“
推古仏
(
すいこぶつ
)” の例文
ぞくに
推古仏
(
すいこぶつ
)
といって、今から千四、五百年まえにつくられた
観音
(
かんのん
)
さまだ。銅でできているんだが、ごらん、このへんに、金がまだのこっている。
夜光人間
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
眼に触れる限りでは——
高雅
(
こうが
)
雄麗な
推古仏
(
すいこぶつ
)
は
愚
(
おろ
)
かなこと、
唐土
(
もろこし
)
、朝鮮の古いのや、奈良、平安朝の芸術品、鎌倉期の雄健なものさえ一つなく、あるものは徳川期に入ってから
銭形平次捕物控:134 仏師の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
従って、これらの稚拙な埴輪人形を作っていた民族が、わずかに一、二世紀の後に、彫刻として全く段違いの
推古仏
(
すいこぶつ
)
を作り得るに至ったことは、私にはさほど不思議とは思えないのである。
人物埴輪の眼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
きみたちは知るまいが、あの仏像は
推古仏
(
すいこぶつ
)
といって、百万円の首飾りよりも、もっとねうちのある品物なんだよ。
透明怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「ぼくの友だちは、こんないたずらしませんよ。ねえ、パパ、あいつは、あの
推古仏
(
すいこぶつ
)
をねらってるんじゃないのかしら。書庫の中においてあるんでしょう。だいじょうぶなの。」
妖星人R
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
仏
常用漢字
小5
部首:⼈
4画
“推古”で始まる語句
推古
推古天皇
推古朝