掛目かけめ)” の例文
島裏しまうらに行ってみると、国方くにかたで、藤九郎(阿呆鳥)といっている、掛目かけめ三貫匁もあるような大きな海鳥が、何百、何千となく岩磐の上に群居して騒がしく鳴きたてている。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)