掘崩ほりくず)” の例文
掘崩ほりくずした土の上に悠然ゆうぜんそばだって、吾らのために道を譲る景色けしきはない。向うで聞かぬ上は乗り越すか、廻らなければならん。いわのない所でさえるきよくはない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)