トップ
>
掘切
>
ほっきり
ふりがな文庫
“
掘切
(
ほっきり
)” の例文
天気のよい暖かい日には、
画板
(
がばん
)
と絵の具とをたずさえてよく野に出かけた。
稲木
(
いなぎ
)
、
榛
(
はん
)
の林、
掘切
(
ほっきり
)
の
枯葦
(
かれあし
)
、それに雪の野を描いたのもあった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
寒い日に
体
(
からだ
)
を泥の中につきさしてこごえ死んだ
爺
(
おやじ
)
の
掘切
(
ほっきり
)
にも行ってみたことがある。そこには
葦
(
あし
)
と
萱
(
かや
)
とが新芽を出して、
蛙
(
かわず
)
が音を立てて水に飛び込んだ。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
毎日のように汚ないふうをして、古いつくろった網をかついで、川やら
掘切
(
ほっきり
)
やらに出かけて行った。途中で学校の先生や村役場の人などにでっくわすと、いつもていねいに
辞儀
(
じぎ
)
をした。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
掘
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“掘切”で始まる語句
掘切村