掏賊ちぼ)” の例文
「何の塩煎餅の二枚ぐらい、貴方が掏賊ちぼでも構やしない——私はね、あの。……まあ、とにかく、内へきましょう。塩梅あんばいに誰も居ないから。」
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)