掏損すりそ)” の例文
巾狭はばぜま単衣ひとえに三尺帯を尻下り、いなせやっこを誰とかする、すなわち塾の(小使)で、怪! 怪! 怪! アバ大人を掏損すりそこねた、万太まんたと云う攫徒すりである。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)