“捜廻”の読み方と例文
読み方割合
さがしまわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
声々に、可哀あわれに、寂しく、遠方おちかたかすかに、——そして幽冥ゆうめいさかいやみから闇へ捜廻さがしまわると言った、厄年十九の娘の名は、お稲と云ったのを鋭く聞いた——仔細しさいあって忘れられぬ人の名なのであるから。——
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)