“振錘”の読み方と例文
読み方割合
ふりこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実に、大鐘の振錘を挾んで、導体と置洋燈上の間を連らねた線が、姉さんの脳髄から跳ね出した火花なのでした。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかし、上方に隠れている小鐘には無論影響ありませんが、大鐘は後で綱を戻しても、重たい振錘が一方の壁に密着しているので、当然重心の偏しただけ傾かねばなりません。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
また、内部の振錘を手で動かしたにしたところで、音だけは妙に詰ったような鳴り方をしますが、肝腎の鐘が動かないのですから、振動を上の小鐘に伝えることが出来ないのです。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)