振反ふりかい)” の例文
ソコでぬすむが如くに水を飲んで、抜足をして台所を出ようとすると、忽ち奥坐舗の障子がサッと開いた。文三は振反ふりかいッて見て覚えず立止ッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)