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拆
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ひら
ふりがな文庫
“
拆
(
ひら
)” の例文
鶴見少年にも思想らしいものが、内から
甲
(
こう
)
を
拆
(
ひら
)
いて
芽
(
め
)
ぐんでいる。そこに見られるのは不満の
穎割葉
(
かいわれば
)
である。かれはいつのまにか生意気になってきた。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
征掠
(
せいりゃく
)
、野荒し等に定法あり、規律至って正しく用心極めて深し、その住居は多く
懸崖
(
けんがい
)
の
拆
(
ひら
)
けたる間にあり、牝牡老若の猴の一部族かかる山村より下るに
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
某大家が即ち其であった。だから、人生を論じ、自然を説いて、微を
拆
(
ひら
)
き、幽を
闡
(
ひら
)
く頭はあっても、目前で青二才の私が軽蔑しているのが、先生には
終
(
つい
)
に見えなかったのだ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
拆
漢検1級
部首:⼿
8画
“拆”を含む語句
眞拆
吹拆
宇都志日金拆
打拆
拆白党
根拆
石拆