“抉出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっしゅつ50.0%
えぐりだ25.0%
ぬきいだ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内臓抉出けっしゅつ、四つ裂き——それが済むと、今度はフェライラがうめく番となり、つぎがチノコで、かれの耳は同輩の叫喚と呻き声であふれ、かれの目はかれらのもがきや血潮であかくなっている。
せいばい (新字新仮名) / 服部之総(著)
其処に抉出えぐりだされる人々の心のうずきはうら寂びた巴里の裏街の割栗石の上へ引き廻され、恥かしめられ、おもちゃにされる。
巴里の唄うたい (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
姦淫の恐るべきも亦之がためである、「若し汝の眼汝を罪におとさば抉出ぬきいだして之をすてよ、そは五体の一を失うは全身を地獄に投入れらるるよりは勝ればなり」とある(同五章二十九節)