技量うで)” の例文
気はあせっても技量うでの相違、意気は余っても剣技わざつたなさ! 次第次第に後退がる織江、縁まで出たが足踏み辷らせ、ドッと庭へ顛落てんらくした。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私より技量うでのある、丈夫なエーゴルにかたりとられて黙っていられるでしょうか、ね、ダーシェンカ
(新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「だんだん技量うでが上がることのウ……頼もしいお神さんを持っているので、浪人になっても干乾ひぼしにもならず、俺アくらせるというものさ」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
おのれヤレどうあろうと今回こそはと、き立つ心、湧く血潮! がいかんせん技量うでの相違、例によって次第に詰められ追われ、兄妹ながら退く退く!
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)