“扶坐”の読み方と例文
読み方割合
ふざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老僧はへちまをかいてくれた座敷に据ゑてある曲彔きよくろくのうへに金襴の袈裟をかけ、払子ほつすをもつて、昔ながらの石仏のやうに寂然と扶坐ふざしてゐる。私はそのまへへいつて昔のとほり頭をさげて焼香した。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)