打伏うっぷ)” の例文
そういう人達は行列をジーッと見て居るというより礼拝して地上に打伏うっぷしてしまうのが多いです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
すごすごと自分の部屋に帰って来て、私はまた打伏うっぷして泣いた。もう、涙もろくに出なかった。窓わきの壁に背をせて、私はややしばらく、ただぼんやりと投げ出した自分の足をみつめていた。