手職てしょく)” の例文
けれども手職てしょくが出来たらしい割りにお客の取り付きがわるく、最初に生れた男の子の久禄きゅうろくというのは生涯音信不通で、六ツの年に他家よそへ遣るという有り様であった。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)