手磨てず)” の例文
入口で木戸番がにっこりして、手磨てずれた大きな下足札げそくふだを渡しました。毎朝車で通る人とは知るまいと、兄はいつもいわれますけれど、どうでしょうか知ら。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)