“扁豆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひらまめ33.3%
へんとう33.3%
インゲンマメ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
農民の食物は、ほとんどあらゆる所において、大麦製の小形煎餅すなわちドウラと葱と扁豆ひらまめと水だけになってしまっている。
水莽すいぼうという草は毒草である。かずらのように蔓生しているもので、花は扁豆へんとうの花に似て紫である。もし人が誤って食うようなことでもあるとたちどころに死んだ。
水莽草 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
寺島良安の『倭漢三才図会』には西瓜は慶安年中に黄檗の隠元が入朝の時、西瓜、扁豆インゲンマメ等の種子を携えてきて初めてこれを長崎にえたとある。すなわち上の寛永よりは少し後ちである。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)