“所択”の読み方と例文
読み方割合
ところえら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腰をおろした三人は突き当りの右側に、窓を控えて陣を取る。肩を動かした糸子の眼は、広い部屋に所択ところえらばず散らついている群衆を端から端へ貫ぬいて、はるか隔たった小野さんの横顔に落ちた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)