所志こころざし)” の例文
きょうも我より先に詣で来りて、山吹の黄なる一枝を手向たむけて去りたる所志こころざししみじみ嬉しく、われも携え来りし紫の草花に水と涙をそそぎて捧げぬ。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)