“戸浪”の読み方と例文
読み方割合
となみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「品によつたら母もろとも」にて息込み、戸浪となみが「えゝ」と驚くを「これ」と押へ、調子を替へて「若君には、替へられぬは」といふところよし。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
台詞せりふは寺子屋の浄瑠璃の本文をほとんど逐字訳といっても好いくらいに英訳したもので、紐育で作られた台本を用いているのだと聞きました。涎くりが戸浪となみに叱られて机の上に立たされて泣く。
米国の松王劇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
僕は、探偵小説家の戸浪となみ三四郎である。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)