戲作者げさくしや)” の例文
新字:戯作者
寛政三年生で當時三十八歳の戲作者げさくしや焉馬が、壽阿彌のためには自分の贔屓ひいきにしてる末輩であつたことは論をたない。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
徳川中期の草雙紙、黄表紙、それから洒落本の類をあけて見たものは、當時の戲作者げさくしやが度はづれた笑に一驚するであらうと思はれるほど多くある。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)