我情わがこころ)” の例文
或時は断然倉蔵に頼んでひそかにふみを送り、我情わがこころのままを梅子に打明けんかとも思い、夜の二時頃まで眠らないで筆を走らしたことがある、然し彼は思返してその手紙を破ってしまった。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)