懸子かけご)” の例文
今夜の祝儀の酒肴しゅこう類、それからまた縫わせる間のなかった衣服地のいろいろを巻いたままで入れ、幾つもの懸子かけごへ分けて納めた箱を弁の所へ持たせてよこした。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
懸子かけごの方を弟が持って、誰が教えたのか、竹と木の箸で骨を拾っております様子に、なおさら言葉のかけようもなくてたゞ泣かされてしまいましたが、はる/″\時がたってから
三人法師 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
懸子かけごが一つはずされるごとに、いろいろの珍しいものが出てきました。
玉手箱蓋と懸子かけごの黒髪を
三人法師 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)