ものうげ)” の例文
「唯静かに老い朽ちたい。」……その外は何も考へなかつた。姫君は話を聞き終ると、白い月を眺めたなり、ものうげげにやつれた顔を振つた。
六の宮の姫君 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)