憂愁ものおもい)” の例文
御庭の夏を眺めながら憂愁ものおもいに沈んでおいでなさることもあり、又、日によっては直に御二階へ御上りになって、御飯の時よりほかには下りておいでなさらないこともありました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)