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慰斗
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のし
ふりがな文庫
“
慰斗
(
のし
)” の例文
「お前は、馬鹿ぞな。こがいな棚ボタばなしが、世界のどこにあるもんか。わたしがお前なら、
慰斗
(
のし
)
をくわえて、飛んで行くが」
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
夏目漱石を博士呼ばはりをすると、博士号なぞ
慰斗
(
のし
)
つきの儘送り返したのだと言つて、胃病患者につき物の苦い顔をするかも知れないが、まあさ、辛抱して貰ひたい。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
金五郎は、そういって、君香から、「御見舞」と、表に、太く墨書された、部厚な
慰斗
(
のし
)
袋を受けとった。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
水引
(
みずひき
)
と
慰斗
(
のし
)
とをかけた桶の中には、青笹を蒲団に、巨大な赤鯛が二尾、イセエビが一匹、鯛の肌のうえには、「祝儀」の二字を太い筆でかいた奉書包み、それには
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
慰
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
斗
常用漢字
中学
部首:⽃
4画
“慰”で始まる語句
慰
慰藉
慰撫
慰藉料
慰安
慰問
慰労
慰楽
慰草
慰樂