トップ
>
慠
>
おご
ふりがな文庫
“
慠
(
おご
)” の例文
不自然さの勢いが醜い支配に
慠
(
おご
)
っている。しかし永続し得る不自然さが何処にあり得よう。凡ての心は自然へと帰りたがっている。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
我はそのやさしき假面の背後に、人に
慠
(
おご
)
る貴人の色あるを見て、友の無情なるを恨むのみにて、かの猶太廓の戀のなりゆきを問ふに
遑
(
いとま
)
あらざりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
見なくともいい零落のお姿を見ようとし捜さなくともいいのにお隠れになるのを
趁
(
お
)
いつめようとする、そういう高飛車な
慠
(
おご
)
った気持にわたくしは
何時
(
いつ
)
なり変ったのであろうか。
荻吹く歌
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
不自然さの勢いが醜い支配に
慠
(
おご
)
っている。しかし永続し得る不自然さが何処にあり得よう。凡ての心は自然へと帰りたがっている。
朝鮮の友に贈る書
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
もし無情な行いに
慠
(
おご
)
る事があるなら、その時、日本は宗教の日本ではあり得ない。今日不幸にも国と国との関係は、まだ道徳の域にすら達していない。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
もし無情な行いに
慠
(
おご
)
る事があるなら、その時、日本は宗教の日本ではあり得ない。今日不幸にも国と国との関係は、まだ道徳の域にすら達していない。
朝鮮の友に贈る書
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
作られし当時、これより安かりし鉢はない。だが、いかなる
慠
(
おご
)
れる茶碗が、よくこれほどの美をもち得ようや。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
あの価を誇り技巧に
慠
(
おご
)
る末期の
蒔絵
(
まきえ
)
や
清
(
しん
)
朝五彩の焼物を私に贈る者があるなら、私はそれをどこにしまうかに困却するであろう。尊い故ではない、醜いからである。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
もし日本が暴力に
慠
(
おご
)
る事があるなら、いち早く日本の中から貴方がたへの味方が現れるであろう。私は人間の本質を信じている。人間としての日本人に希望を抱いている。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
もし日本が暴力に
慠
(
おご
)
る事があるなら、いち早く日本の中から貴方がたへの味方が現れるであろう。私は人間の本質を信じている。人間としての日本人に希望を抱いている。
朝鮮の友に贈る書
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
慠
漢検1級
部首:⼼
14画
“慠”を含む語句
慠慢
慠慢無礼