慈興じこう)” の例文
之を追いて山深く入ると弥陀三尊が胸に矢を負いてたたせ給うを見て、随喜渇仰して法躰ほったいとなり、慈興じこうと号して立山を開いたという。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
立山は大宝元年に慈興じこう上人が開いたといい、白山は養老元年に泰澄和尚が開いたという。恐らく白山の方が古いであろう、立山の雄山神は白山比咩神より叙位の年月も遅く、位階も劣っていた。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)