感心々々かんしん/\)” の例文
見分みわけざれば目鼻めはなのある人とは申さずと云ふに武士は大いに笑ひそれは餘り譽過ほめすぎるなりと云つゝ最早もはや酒もやがて三升ばかりのみたる故ほろ/\機嫌きげんになりコレ亭主貴樣は田舍ゐなか似合にあは漢土からの事など引事ひきごとにして云は感心々々かんしん/\はなせる男だイヤ面白し/\と暫時しばしきようにぞ入りたりける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)