惣兵衛そうべえ)” の例文
ちょうどそのとき、中津なかつからくろがね惣兵衛そうべえという商人しょうにん長崎ながさきにきていて、用事ようじがすんだので、中津なかつへかえることになっていました。
江戸詰めの年寄役だった父の惣兵衛そうべえが、それから六年めの慶安けいあん四年に岡崎へ帰って来た。国老格で吟味役を兼ねることになったのである。
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
伊豆では今の田方たがた郡田中村大字宗光寺の百姓惣兵衛そうべえが娘はつ十七歳、今から二百十余年前の宝永ごろに、突然家出をして行方不明であった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)