“田方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たがた83.3%
たかた16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊豆いず田方たがた郡の盆の竈などは、これを作り上げる者は十四歳の娘ときまっていた。珍しい話だがその時は必ず腰巻を取って出て来た。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「ついぞ聞いたことのねえ所だが、高麗村というと、やはりこの伊豆の田方たがたのうちなのかな」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毎日のように半蔵は背戸田せとだへ見回りに出た。時には宿役人一同と出入りの百姓を引き連れて、暴風雨あらしのために荒らされた田方たかた内見分ないけんぶんに出かけた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)