“背戸田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せとだ50.0%
せどた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日のように半蔵は背戸田せとだへ見回りに出た。時には宿役人一同と出入りの百姓を引き連れて、暴風雨あらしのために荒らされた田方たかた内見分ないけんぶんに出かけた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
夜一夜、だれもまんじりとしなかった。半蔵もその仲間に加わって、産後の妻の身を案じたり、竹藪たけやぶ背戸田せどたに野宿する人たちのことを思ったりして、太陽の登るのを待ち明かした。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)