情態さま)” の例文
殘りし男の負傷けがはさしたる事ならねど、若きに似合ぬ意氣地なしにて、へた/\と弱りて起つべき勢ひもなく、半分は死にたるやうな哀れの情態さま、これを見捨る事のならぬ老爺が
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)