悶苦もだえくるし)” の例文
こうお勢を見棄みすてたくないばかりでなく、見棄てはむしろ義理にそむくと思えば、凝性こりしょうの文三ゆえ、もウ余事は思ッていられん、朝夕只この事ばかりに心を苦めて悶苦もだえくるしんでいるから
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)